NSX フルバケットシート用 シートレール開発の進捗です!②

こんにちは!KSP商品部です。

今日は2回目のNSXシートレール進捗報告となります。
ちなみに製作者(=ブログ書いてる人)は焦りを感じながら開発を行っております。
なぜかと言いますと、3月から毎週木曜日にブログをアップしているのですが、その中でもクリックされている数が明らかに多いのが前回の「NSX フルバケットシート用 シートレール開発の進捗です!」なのです。それだけ期待して待っているお客様がいらっしゃると勝手ながら受け止めております。

そこで本題の進捗の話です!!

早速では御座いますが…
前回、問題点を2点ほどあげさせていただきましたが、
実は3点目の大きな問題が御座いました。恥ずかしかったので伏せていたのですが。
それは「ROタイプとFGタイプでは左右シートレールの寸法が違う」です!
よって、今までROタイプで設計していたシートレールステーの幅が足りず、シートが装着できない事態となってしまいました。
発覚したとき、声が出ました「え…?マジで?(汗)」と…笑

上記内容を改善・突破するために、BRIDE様に相談させていただいたのですが
「FGタイプとして注文頂いていたため、FG形状でFOシートレール寸法で製作し直すことは、修正ではなく新規となるため、再度注文となります。」と、ごもっともな回答を頂きました。当然ですよね、自分も相談される側であれば同じ回答をします^^;

となれば!特注FGタイプシートレールを分解し、FOシートレールと同一の寸法にするしかない!「開発過程に犠牲はつきものなんだ…」と言い聞かせてLet’s 溶接!!

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こちらの美しいシートレールを!

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こうして!!

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こうじゃ!

溶接はKSPファクトリーの方にお願いしました。
いつもご協力感謝いたします(TT)

溶接のやり直しは無く、無事希望の穴位置に溶接することができました。
シートレールもなかなか重いもので、位置関係を保ちつつ溶接を完了させるのは非常に難しかったです。

シートレールが完成したら次の確認は下記2点となります。
① NSXのホワイトボディにしっかりと組み付けることができるか(穴位置確認)
② KSP製シートレールステーにてシートを装着して機能上問題なくスライドできるか
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① の確認はホワイトボディへの組付けだけですのでこの車両の出番です!
KSPデモカーになる予定のNSX!ボディ削りまで軽量化すると、純正サスペンションでもフロントのリフトアップがすごいことになってますね…笑
中も配線そのままでお見苦しいですが、ホワイトボディーの穴位置確認だけなのでお許しを><
いざ尋常に勝負!

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付きました!!一発成功です!
穴位置4点を定規だけで決めていたので不安でしたが多少のズレだけで
問題無く組み込むことができました、試験品なので十分です^^

続いて
②のシートを付けてスムーズにスライドするか。
こちらは雨が降ってきてしまったので社内で確認。
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ドキドキしながら動かすと、スムーズにスライドします!左右のロックも同一の距離でロックがかかります。パーフェクト^^
この局面をクリアしたことは完成に大きく近づいたことを意味します。
完成は間近か!?

その後、車両に組み付けて「イイ感じ♪」で終わりたかったのですが

そんなにスムーズには終わらせてくれませんでしたTT
今回はここまで!
次回!「然うは問屋が卸さない。」

ご期待ください!

■本件について
開発が長丁場となってしまい、大変申し訳ございません。
今現在も急ピッチで開発を進めておりますので、今しばらくお待ちください。

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