シフトミスによりブローしたRB26エンジンをばらしてみました。
原因は5速全開中にスピードがおちきらないまま4速シフトダウンして
オーバーレブしたようです。

ヘッドASSYは特に損傷なしです。
シリンダーも特に損傷は見あたらないです。
クランクがふれたせいかフライホイールのあたり面が荒れていました。
ちょっと気になったのがエンジン内のカーボンです。
距離をはしっているとはいえかなり汚れてました。
オーナーは以前安いオイルを短い距離で交換するという考え方でメンテを行っていたようです。
最近は良いオイルを使用するようになったらしいのですが…
エンジン内部は普段見えないだけに怖いですね(^^;)
6気筒目のコンロッドメタルが流れてました。(>_<)
これは3気筒目のコンロッドメタルです。
これも流れる寸前でした。
よく見ると6番ピストンはバルブとの干渉した跡が残ってました。
クランク側も傷がついて使い物にならなくなってました。
親メタルも傷がつきはじめています。
原因は予想どおりオイルポンプでした。
クランクとオイルポンプのあたり面がかなり強くなっていてオイルポンプ側が変形しています。
結局、変形したオイルポンプがケースをおしてひび割れが出来てました。
この状態では適正な油圧を確保出来ずメタルが焼き付いたのも想像できます。
今回はエンジン本体ごと載せ替えての修理になりましたが、この状態でOHとなると
かなりの部品交換は覚悟するようになると思います。
オイルポンプトラブルは被害が大きいので気をつけましょう(^_^;)