エンジンが水を吸った為、エンジンがロックしたBNR32の修理記録です。
今回はR33N1の日産純正ベアエンジンに載せ替えます。
又、タービンはR34のSTDタービンを選択しました。
R34エンジンという選択もありましたが、ファイナルやカム(クランクセンサー取付部)
が違うためR33にしました。こちらはほぼボルトオンで装着できます。

スロットルや各パーツも水を吸った影響で異物がいっぱいです。
エアレギュレーターも作動不良になってました。
エアコントーロールバルブも異物だらけです(^_^;)
シリンダーの中にはまだ水がはいっていました。
配管類のなかから出てきた水です。インタークーラーがラジエターになってました(>_<)。
ちなみにR32にR33エンジンを載せるときヒーターホースの径が違うので
R32用を移植します(^_^)b。
今回はレスポンス重視のためR34のSTDタービンを選択しましたが、
R34N1タービンとの外見を比較してみました。
画像右がN1で左STDです。
バイパスバルブの大きさやEXのハネの大きさも違います。
バイパスバルブ径もSTD17mmに対してN1は24mmでした。
コンプレッサーの径も見た目に違います。
EXハウジングの入り口もSTDの40mm幅に対してN1は44mmです。
この車両はR33のSTDタービンが装着されていた為、そちらとも比較してみました。
コンプレッサーのハネの径は意外にもR34STDの方が小さめです。
EX側はバイパスバルブ径は同じでした。
EXのハネの枚数は変わってます。
R33タービンもR34STDと同じく17mmでした。
EX入り口の大きさは同じ寸法でした。
R32にR34STDタービンに交換するとき画像の水&オイル配管の部品番号が違うので
本来はR34用を使用した方が良いのですが、ちょっと曲げるだけでついてしまう位置なので
今回はR32用を使っています。
それ以外のタービン周辺配管&ボルト類はR32・R34同じ品番でした。
今回はアウトレットもR34用を流用します。
R32でも装着可能ですが、R34になってステンレス製に変更されているため
こちらを選択しました。
R34アウトレットを装着するときはO2センサーの取付ねじ径が違うので変換アダプターを作って
対応しました。
後は特に加工せずに装着できます。
又、今回のR33N1エンジン+R34STDタービンの特性についてはチューニングfileでUPします。
無事載せ替え完了です。
水を吸ったノーマルクリーナーBOXは取り外してHKSのパワーフローに交換しました。
後日エンジン本体をばらしてみました。
しっかり水が入っていてコンロッドは見事に曲がって焼き付いてました。