浸水パワステ

先日
長崎ナンバーの「NGSのNS」号が入庫
数年前にも入庫しているんだけど
なんとまあ 遠路はるばる長崎から下道を走って来たそうです
このオーナーさんも北海道大好き人で
遠距離走行は苦にならないみたいですねぇ。
で、話を聞けば
地元で佐世保のType-Tさんをよく見かけるそうで
NSXの世間は狭いなぁ。と思いました。

鹿児島ナンバーのセブリングシルバーが入庫。
しばらく前に
大阪の業者さんから電話で相談があって

パワステが壊れている初期型NA1があって
これを後期パワステに換装して欲しいとのことで
受け入れたんですが

積載車にNSXを載せて
業者さんとオーナーさんが2人で来店しました。

でも、ナンバーが鹿児島なので「?」と思ったんだけど
聞けば
親父さんが亡くなって
鹿児島の実家からNSXが見つかったので
息子さんが乗ることにしたんだそうです。

でも
距離もけっこう走っているし
長期放置状態だったから
様々な故障が出ていて
これの修理を地元の知り合いの業者さんに依頼して
手に負えないパワステ関連はKSPに依頼のため
積載車で入庫してきたというわけでした。

NSXも歴史が長くなってきて
オーナーの世代も変わってきていますが
今後も色々な世代交代劇が聞かれるんでしょうね。

パワステは
コンピュータを含めて全て後期に換装したので
当然だけど今回で完治しました。

で、帰り道は
陸送業者に依頼することになりました

外したパワステギアボックスは不要と言うことで研究材料に寄付してくれたので
不調の原因を探ってみようと分解してみました

先日の
佐世保ナンバーType-Tと同様
タイロッドのブーツが破れていたから
おそらく浸水だろうなぁ・・と思って
検証治具に載せて通電しつつハンドル付けて回してみると
ステアしたとたんに「ガクッ」と振動してエラーが出て
エラーコードから電流系のエラーでアシストが停止。

でも
ノンパワステ状態でハンドルを回してみても
「ゴッゴッゴ・・」とか「ゴルゴルゴル・・」と妙な感触で
こりゃ
相当錆が進行しているな・・と思いつつ分解してみると

凄まじい粉が出てきて
モーターは水浸し
腐食も凄まじく
こりゃ佐世保Tの時の次元じゃないです。

分解すれば
補修用に使える部品もあるかな・・と思ったんだけど
再利用できそうなのは外部のネジくらいのモノで
あとは全滅ですね。。

ノンパワステ状態でもハンドル操作がゴリゴリだったのは
モーターの錆がかなり進行していたためですね。

これはホントに怖いことで
さらに進行したら
ハンドルがロックして操作もできなくなっていたことでしょう。

やっぱり
電動パワステに水の侵入は致命的です

パワステラックもマニュアルラックも
同じブーツを使っていて
特に初期型は
そろそろ寿命によるトラブルが多くなってきています。

ラックのブーツが破れるのは
伸縮した回数と経年老化でしょうけど
これは予期が難しいので
オイル交換の際などに
定期的にチェックして
老化が見られたら交換した方が良いかと思います。

特にパワステは
浸水して気づかず放置すると
ギアボックスが致命傷になる可能性が高いです