KSP エキゾースト コントロールの開発日記 No.5 フェラーリ・458スペチアーレ編
KSP エキゾースト コントロールの開発日記 No.5
こんにちわ、「KSP エキゾースト コントロール」開発担当のYです。
前回のNo.4の続きからお話します。
前回の「KSP エキゾースト コントロールの開発日記 No.4」のお話は、コチラよりご覧いただけます。
今回のエキゾースト コントロールの開発日記の主役は「フェラーリ・458スペチアーレ」!!
458スペチアーレと言えば、V8 N/Aの最後のスペチアーレモデルですね。
マフラーバルブが開いた時のエキゾースト音が楽しみです。
お客様が「マフラーバルブが閉まっているとアイドリング時のエキゾースト音が静かすぎてプリウスみたいだ」と言われて、実際にエンジンを掛けて見ると、国産車の様なとても静かなアイドリングにビックリしました。
外見の見た目を裏切るエンジン音の静かさに物足りなさを感じました。
迫力あるエキゾースト音を得る為に開発スタート!!
スペチアーレをリフトにセットして、どの様に製品を取付け出来るか観察しながらばらしていきます。
まず、バッテリーのマイナス端子を外します。
リアディフューサーを外すのですが、スペチアーレのリアディフューサーもDRS(ドラッグリダクションシステム)が付いている為、外す際は必ずバッテリーマイナス端子は外してから作業をして下さい。
※バッテリーマイナス端子を外さずにDRSコネクターを外すと車両にチェックランプが点灯して車両異常を起こします。
チェックランプが点灯しますとフェラーリディーラーにてチェックランプを消して頂く事になります。
リアディフューサーが外れますとマフラーのレイアウトが分かりますのでマフラーバルブや純正ソレノイドバルブの位置を確認して行きます。
レイアウトを把握し、マフラーバルブを動かす付属ソレノイドバルブの取付け位置の確認と取付けステーを寸法を取り作成して付属バキュームホースの取り回しを確認していきます。
付属ソレノイドバルブ、バキュームホースの取付け確認が完了したら、コントローラーと電源の取り回しをしていきます。
コントローラーはマフラー等に熱の影響を受けづらいエンジンルーム内のエンジンカバー内側に設置します。
電源配線やケーブル取り回しが少し面倒になってしまいますが、故障を防ぐ為なので御了承下さい。
電源の接続、コントローラーと付属ソレノイドバルブの接続、バキュームホースの配管接続のすべて取付けが完了して動作確認を行います。
動作確認を行う時は必ずリアディフューサー(DRS)を接続してからバッテリー繋げて下さい。
毎回感じる緊張の一瞬!!エンジンが掛かり静かなアイドリングをしています、リモコンボタンを押すと静かだったマフラーから一瞬に社外マフラーになった様な迫力あるエキゾーストに変身!!
「ヤッター!!」と心の声で叫びながら、取付けの確認をしながら外した部品を元に戻していきます。
これでアイドリング時に迫力あるエキゾースト音を手に入れたスペチアーレは見た目と排気音のバランスがとれてもっとカッコ良くなりました。
モニター協力して頂いたお客様も迫力あるエキゾースト音に喜んで頂けました。
「御協力ありがとう御座いました。」
次の開発車両はフェラーリ・カリフォルニアTに決定!!
開発日記No.6でご紹介致します、お楽しみに~
KSPエキゾーストコントロール 最新情報
フェラーリ・F12のモニター決まりましたので開発進行中!!
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※お知らせ
誠に勝手ながら、8月10日(土)~ 8月15日(木)の期間は
商品部・ファクトリー共に夏季休業となります。
お電話、メール等のお問い合わせは8月16日(金)以降にご対応させて頂きます。
皆様にはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。
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