フェラーリF430 F1パワーユニットトラブル作業

こんにちは!

今日は台風の影響でファクトリー周辺も

お昼前後は大雨でした。。

午後からは日も出始めましたね。。

さてさて

本日の作業記録ですが、フェラーリF430のF1ユニットトラブルです。

このトラブルは360系でもあるトラブルですね。

症状はポンプが弱ってクラッチが切れなくなり、エンジンの

始動ができず。。

これは油圧を発生させるポンプの交換で完治。

だけど今度はポンプは正常になったけど、頻繁にポンプが作動する症状が発生。

これはF1のパワーユニット内部で油圧漏れを起して、ポンプが頑張っても正常な油圧が

発生しないので、頻繁にポンプが回り続ける症状です。

ポンプが回り続ければ当然ポンプに負担が掛かるので

ポンプがやられます。

この車は先にパワーユニットの内部で油圧漏れが発生してポンプが

回りっぱなしになり、ポンプもダメージを受けた感じでした。

そんな訳でF1シフトのパワーユニットの交換作業です。

以前、360モデナでも同じような症状があり、周辺のパーツを交換しましたが、

F430でも、そろそろ出始める時期なんですね。。

新品のパワーユニット。。やっぱり高額です。。^^;

でも作業が終わってみて文章にするのは簡単ですが、トラブルシューティングは

時間が掛かります。。

ここに辿り着くのに時間掛かりました。。笑

中でリークしてるパワーユニット

配管の取り付け部に漏れのチェックをする粉のような物が大量に着いてました。

おそらく徐々に油圧が落ちる症状が以前から有って、チェックしたんでしょうか?!

外部に漏れるわけでは無いので分かりずらいです。

ちなみに内部でリークするとユニットから音がします。。

外したパワーユニット。

外観では分かりません。。

新しいパワーユニットの取り付け

油圧のチェックとエア抜き。

これはフェラーリテスターを使って作業します。

取り付け後のチェック

正常に油圧が発生してるかテスターでチェックします。

テスター上ではリアルタイムに油圧の変化を確認できます。

作業終了後はすべてが正常になりました。

以上でF1システムの修理は完了です。

続いて、、

ついで作業でアライメント調整

今回は完治するまで時間が掛かりましたが、これで症例数も増えて

更にレベルアップしました!^^

ありがとう御座いました!